終わりに添えて
16年後の君はどうしているのか
2000年の春に上げたストライパー
どの魚かは覚えていないが当時最大個体は、24Lbくらいあった。
ストライパーとしては成魚になるが、まだまだその倍以上大きくなる。
フェザージグで釣ったものかライブベイトバンカーで釣ったのかも忘れたが、ストライパーはとても元気で良いファイターである。
この釣行の出発30日くらい前に、米国に長年住んでおられた師匠に聞いてみた。
“ドラムには、どのクラスの竿が良いか”とお聞きした。
師匠は、即答で「FTS16クラスで十分である。」と師匠は回答された。
そのような人は我が国にはそう多くはいない、いや殆どいなかったと思う。
今もいないとおもう。
その後撮影したものをDVD化した。
それを早速師匠と服部名人にも見て頂いた。
海外釣行の先駆けでもあり、パイオニアでもあった服部名人もドラムは初めて見る魚だとおっしゃっていた。
その当時には、もう既に高齢になられた名人であったが、私のどうでも良いDVDを必死に見ておられる姿には感服したのだった。
その夜、名人の行きつけのお店で、師匠と名人、ゲスト数名で会話を楽しんだ。
名人は、あまり魚が好きでない事は多く語られていないが、マグロの赤身だけは食べられるとおっしゃっていたと記憶している。
その日は、今ではソリッド泳がせ竿の有名な会社の関係者とも良い話ができた。
“○越くんも誘ったが忙しいみたいだった”と言っておられたのを今でも何故か覚えている。
その名人も既に故人である。
それだけ一人生と言う事になろう。
再びドラムを釣りに行く事は恐らくないかもしれないが、折角の思い出した事でもあるのでまたトライする日がくるのかもしれない。
2006年のドラム釣を思い出して
2016年1月21日